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​祇園No.2の芸妓。

君尾と違い、尊王攘夷関係なく拍手するプロフェッショナル。将来の女将候補としても期待されている。君尾が絡むと機嫌が悪くなるので他の芸妓たちも気を回しています。

​祇園の芸妓。井上聞多の愛人。『魚品』の看板芸者。勤王芸者として、志士たちを陰から支えていました。維新後は長州藩士の品川弥次郎との間に一子を設けます。(あれ、井上は……?)

 

​み

​の

​祇園の芸妓。叶ゆりと同期。客からの評判も良い上に、下の面倒もよく見る優等生タイプ。尊王佐幕で客の選り好みもせず、旦那候補も優秀で付け入る隙がありません。若手のホープです。

​寿々葉

 

​す

​祇園の芸妓。孤児。本人にも問題有りだが、同僚の出世や、下からの突き上げ、さらには優秀なトップ二人の芸妓。上からも下からも横からもプレッシャーをかけられて・・。果たして彼女は自らの歩道を定めることができるのでしょうか。

 

​辰

​祇園の舞妓。叶ゆりのいる置屋では一番下。舞妓になったばかりで座敷にもなれていませんが、その初々しさが逆に魅力となってお客を得ているとかいないとか。

​祇園の男衆(おとこし)。舞妓、芸妓の着付けを担う。飄々とした性格で、祇園の女達を立てています。置屋と茶屋との連絡係も務めています。いざというときに頼れる男。

​人物相関図

​幕末篇

​維新篇

 

​み

​光春

​おつる

​美代乃

​山県

​有朋

​叶ゆり

​中岡慎太郎

​桂小五郎

​所

​郁太郎

​井上聞多

​中西君尾

​伊藤梅子

​伊藤

​俊輔

​篠原

​国幹

​大久保利通

​幾松

 

​か

 

 

 

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​な

 

 

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​た

​久坂玄瑞

VS​

同盟

同盟

​祇園

​後の井上馨。長州藩の上士で、非松下村塾。聞多は殿様から貰った名前。色んなことに詳しく、聞けば何でも答えたために名付けられました。その情報力を駆使して、幕末を駆け回ります。

​美濃藩出身の医者。大坂の適塾の出身です。当時、適塾は日本随一の蘭学塾として名を知られており、「大坂で二年学べば江戸で先生になれる」とまで言われていました。にもかかわらず、京都で浪人をしていた彼。その志は一体どこに!?

「松下村塾生早すぎる死を惜しむランキングNo.2」(No.1は高杉晋作)
西郷隆盛から「久坂殿が生きておられたら、我々はこんな大きな顔はとてもできない」とまで言われました。とても義理堅いことで有名。

伊藤と同じく松下村塾の出身。宝蔵院流槍術の使い手でもあります。
世に出たきっかけは村塾ではなく、むしろ槍。「陸軍の法王」とまで呼ばれる存在になりますが、維新篇ではまだまだ悩みの中にいます。

薩摩藩士。蛤御門、戊辰戦争と数々の戦に参加した歴戦の勇者。
後に西郷隆盛に付き従い、鹿児島に帰った際には「まさか、あの篠原が!」と政府で大騒ぎするほど優秀な人物でした。

土佐藩士。坂本龍馬と共に大政奉還を成し遂げる。
土佐藩は後に自由民権運動の発祥地となるほど議論が盛んな国でしたが、そこで一番強いのが中岡でした。日本一と言ってよいでしょう。

木戸孝允。維新の三傑の一人で長州藩のトップです。剣術の達人ですが、生涯人を斬ることはありませんでした。
司馬遼太郎からは「本来、革命家でなくてもやっていけた人物」とも評されています。
長州人の良心的存在です。

維新の三傑の一人。薩摩藩のナンバー2。
大久保の足音が廊下に聞こえるだけで、会議が静まると言われるほど、威厳のある人物。
そんな彼が若き日に得意とした唯一の宴会芸は「畳回し」。

桂小五郎の妻。かつての祇園のトップ芸者。
出世する前の桂を見初め、妻となる。
桂の潜伏時、危険を省みず握り飯を届け続けたのは有名な話です。

後の初代内閣総理大臣、伊藤博文。
明るい性格で柔軟な思考の持ち主。
高杉晋作→木戸孝允→大久保利通と上司が代わるごとに器が大きくなりました。

伊藤博文の妻。初代内閣総理大臣夫人。
元々の身分は低いが、夫の出世に合わせて英語の勉強をする等、努力家でもあります。

​京の旅籠の娘。山県や伊藤が若い頃に出会っていました。出会った当初から、無骨な山県に興味を持ちます。変わってます。維新の後は、本人も思わぬカタチで山県を支える事に。

 

​赤根武人

 

​あ

 

元は農民で松下村塾出身。「昨日は勤王、今日は佐幕」と言われてしまうくらい、紆余曲折が激しかった。英国館の焼き討ちにおいては番兵を斬ったり、意外と武闘派でもあります。

 

​ゆ

​夕鶴

​先斗町の芸妓。久坂玄瑞の馴染みの芸妓ですが、物語の開始時はお互いしばらく顔を合わせていません。それでもダンナの無事を願い、毎日辰巳稲荷に通っています。ひょんなことから叶ゆりの相談相手になりますが、その真意はいかに。

尊王派の公卿 三条実美公の妹。彼女が京都から長州へ移動するのをきっかけに、所の運命が大きく動き出します。政治の道具としての人生を半ば諦めるカタチで受け入れていましたが・・・。

 

​数姫

 

め​

​仕える

数姫の侍女。幼い頃から数姫の面倒を見ています​。半ば妄信的。幕末以前では公卿を敬う文化はかなり廃れていたので、尊王活動で朝廷を持ち上げている長州藩に対しては好意的なカタチで見ています。

 

​か

​加代

利通の妻。家庭的な女性。利通との間にも娘があり、大変可愛がっています。
子煩悩な利通しか知らないため、夫が他の藩士から怖れられている存在とは知りません。

 

​大久保満寿子

肥前藩士。幕末中は九州を拠点にしていたが、維新後は大久保に抜擢され、中央の政治に関わるようになります。
英語力がずば抜けて高く、欧米の外交官も気圧されるほどの実力の持ち主でした。

​大隈重信

 

 

​ムーブメントダンサーズ

『天地に咲く 幕末篇』

あらすじ

 幕末。大阪の適塾で蘭学を修めた所郁太郎は、馴染み芸妓の叶ゆりとともに、京で鬱々とした日々を送っていた。そんなある日、所は偶然茶屋で隣に居合わせた長州人、井上聞多を持ち前の医術で、腹痛から助ける。それがきっかけとなり、長州藩の久坂玄瑞は所に目を付け、志士活動にスカウトする。所は一旦断るものの、「持病を抱える数姫の主治医になってくれ」と説得され、姫を長州へ送り届ける役目を仰せつかることに。しかし、長州藩の向かう先には数々の困難が待ち受け、二人の運命は思いも寄らぬ方向へ。果たして、長州の志は実現されるのか、そして、長州と京都に分かれた所と叶ゆりの運命は――? 動乱の幕末を舞台に、それぞれの志が錯綜する群像劇。

『天地に咲く 維新篇』

あらすじ

圧倒的不利の状況の中、功山寺で決起し、長州のクーデターに成功した高杉晋作。しかし、喜びも束の間、晋作は病に冒され帰らぬ人に。残された伊藤俊輔、並びに山県有朋は京へ行く。桂小五郎の下、倒幕へ向けて動き出す。薩摩人たちとの同盟も一筋縄にはいかないものの、どうにか戊辰戦争までこぎつけ、維新を迎える。

 ところが、新政府はできたものの、意見はバラバラ。岩倉見欧使節団が帰るころには、征韓論で国は真っ二つに割れていた。博文と名を改めた伊藤は、盟友井上馨と、大隈重信とともに西郷隆盛が掲げる征韓論を打ち破るため、大久保利通を対抗馬として立たせることに。しかし、同じ長州人である山県は西郷に対し、戦いを挑む決意が固めることができず、複雑な立場に置かれてしまっていた……

 「倒幕」という目標を失い、手探りで未来を探っていた明治初頭。輝いていた先輩たちを失い、最も期待されていなかった松下村塾の末端、伊藤博文、山県有朋が新しい時代を背負うために立ち上がる物語。

 

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